さらっと印刷史
さらっと印刷史 History of printing
アナログからデジタルへ、印刷の歴史について簡単にまとめております。
地球に生命が誕生したのは、今から40億年前。
人類の登場は10万年前にさかのぼります。
数万年を経て、人は絵を描き、自然や動物のかたちを、記録し伝えました。
5千年前になると、絵と言葉が結びついて象形文字が誕生しました。
やがて象形文字は、世界各地で漢字やアルファベットの原型となり
文字が発達しそれを記録するための紙が誕生しました。
記録された文字により多くの知識が時代を超えて受け継がれるようになりました。
6世紀、中国で版画が使われ印刷の原型となりました 。
15世紀、グーテンベルクにより印刷機が発明され、本は速く、大量につくられ、
一般庶民に様々な知識や知恵が広く伝えられるようになりました。
そして人類の発達とともに印刷は、記録するメディアとして目まぐるしい発展を遂げ
社会・産業・文化と密接に関わるようになりました。
印刷、すなわち情報の伝達・記録 保存の方法は中国での製紙方法の発明から、
木版・粘土・金属・木活字と西暦100年頃から1300年頃までの間に開発されたと言われています。
印刷された文字により多くの知識が、時代を超えて受け継がれるようになりました。
やがて本を読む人の数も、書く人の数も増えたことによって、様々な知識や 知恵が広く伝えられました。
現代の私たちも、昔の人が書いた文字を読むことによって、その当時の人が考えたことを知ることができます。
14~16世紀のヨーロッパにおけるルネッサンスの三大発明は、火薬、羅針盤、活版印刷技術と言われています。
15世紀グーテンベルグが発明した活版印刷術は学問、宗教、芸術を発展させ
文明を伝えるマスコミュニケーションのルーツとなりました。
日本での近代印刷は、明治初年、オランダ語通訳、本木昌造(長崎県)が鉛活字の鋳造に成功し、活版所を設立したころからスタートしています。
現在印刷は新しいメディアと連携しながら広がりをみせるとともにコンピュータを利用したCD・DVDそしてインターネットという新たなメディアと融合し情報技術文化として、大きな変革期にさしかかろうとしています。
コミュニケーションの歴史は、人類の歴史そのものでした。
石、パピルス、紙、電送と進歩を重ねてきたメディアとコミュニケーションは
こうした社会の変化に対応しながら新たなコミュニケーション領域が開拓されますます進化することでしょう。