⑤「動画」と「紙」をつかって効果的な販促活動へ-マーケティングシリーズ5

「動画」と「紙」をつかって効果的な販促活動へ

紙媒体とWeb媒体である動画の使い分けはどのようにおこなっていけばいいのか、
それは、「ターゲットや目的によって両方を使い分ける・または両方を使う」ということです。

案内犬ちろ

具体的な例を挙げたいと思います。わん。

上記はあくまで一例ですが、このようにどちらか片方だけのパターンや、両方を使用する(クロスメディアと言います)など
ターゲットや目的によって紙媒体とWeb媒体である動画を使い分けることが大切です。クロスメディアについて軽く触れておきます。クロスメディアとは「さまざまなメディアを組み合わせてプロモーションを行うこと」を指し各メディアのデメリット面を補い合うことができるものです。

「紙」と「動画」のクロスメディアマーケティング

折り込みチラシ×Webサイトといったように、いわゆる”鉄板”のクロスメディア展開例で、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが商品やキャンペーンを折り込みチラシで訴求する際、誘導したいWebページが掲載されているURLをQRコードに変換しそれを折り込みチラシに設置するといったものです。
印刷物と動画も、このクロスメディアマーケティングに適していると考えられます。
サラリーマンが営業に向かう場合、タブレットで商品の広告動画・実用例を見せて説明を行い、パンフレットに目を通してもらうことで実績数や値段、細やかな説明を読ませることができます。パンフレットに動画のQRコードが乗っていると何度でも動画の閲覧が可能です。ホームページや購入ページ、会員登録ページへの誘導も容易になることでしょう。
“ターゲットに適したタイミングで、適切なメディアを選択する”という注意点があげられます。紙媒体とWeb媒体である動画を適材適所で活用することで、顧客に合ったコミュニケーションが実現しマーケティング効果もUPすることでしょう。

様々な販促手段を掛け合せていろいろなきっかけを意図的に作り、購入まで誘導する販促のかけ算が選択肢の多様化によって人の行動が読みづらくなった今、まさに求められているのです。
紙or動画(Web)ではなく、紙&動画(Web)の考え方こそが、今の時代に求められているマーケティング手段なのです。

案内犬ちろ

紙媒体とWeb媒体である動画をマーケティングにうまく活用している企業の例を紹介します。

大手企業の「動画」と「紙」をつかった効果的な販促活動の例

料理レシピのコミュニティウェブサイト「クックパッド」は、食品メーカーとタイアップし、スーパーなどの小売店でプロモーション施策に注力しています。
クックパッドでは、全国の流通チェーンと連携し、売り場で料理動画を配信する「cookpad storeTV」を展開しています。全国5,500店舗超、日本最大級のカバレッジを誇る約15,000台の店頭サイネージで、買い物客に音声付き料理動画を配信することで買い物時にダイレクトに訴求。いままさに目の前にある食品のレシピが動画で流れており、通りがかった人の気を惹きつけます。
動画だけでなく動画で紹介されているレシピが印刷されたもの(紙媒体)も一緒に並べてあり、持ち帰りができます。動画で興味を惹き、紙のレシピを置くことで帰宅してからでも手にとって見ることができ記憶に残ります。クックパッドでの検索も簡単です。storeTV施策が商品の売上げつながっている一番大きな理由は、売り場が作れているからだと考えられます。
店頭サイネージのレシピ動画と流通チェーン店が訴求したい生鮮食材が合致し、関連販売につながることがとても大切です。
老若男女、幅広いお客様に対して、動画と紙媒体を用いたマーケティングに成功しています。クックパッドは食データを活用したレシピ提案があり、お客様・流通様に寄り添った提案ができている。クックパッド社の「cookpad storeTV」はとても訴求力が高くいままさに買い物をしているお客様にダイレクトに情報を届けられます。
動画だけでなく紙レシピを置いているのはなぜでしょうか。
通常自分が興味のある情報しかクリックしない動画とは違い、紙情報は存在すれば嫌でも目に入ります。この点、動画にはない強い訴求力があるのです。さらに、紙はその場で自由に選ぶことができ、そのまま持ち帰ることも可能。この使いやすさも、動画にはない強みです。クックパッドは、ネット上にあるデジタル情報ではリーチできない層へアピールするために
提携スーパーに紙のレシピカードを提供しているのではないでしょうか。

「cookpad store TV」を導入した売り場
関連する食材とレシピが置かれている
クックパッドのレシピカード
レシピのWeb 検索への誘導も
案内犬ちろ

例に挙げた企業に限らず、知らず知らずのうちに日常生活においてWeb媒体と紙媒体のマーケティングにたくさん触れている気がしますね。わん。

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