た行
多値画像
連続調画像のように中間調をもつ画像のことです。
ダイコウェブ
マンローランド社が開発した刷版交換不要のDI印刷機です。
タイポグラフィ
現在は1)活字や写植文字を用いて組版する技術 2)活字や写植文字を主な素材として、印刷物のページ紙面に対する造形美術 3)印刷物として文字・ロゴなどのタイプデザインなど の総称です。
タイムシュアリングタイム
複数の利用者が1つのコンピュータを端末装置から共同利用するときの方法の1つです。
ダイレクト刷版
パソコンやワークステーション上で文字や画像の処理を行い、完成した原稿を直接印刷用の版材に出力することです。
ダウンサイジング
大型コンピュータに代わって小型のコンピュータを活用することです。
裁ち落とし
断ち切りとも言う。紙面の仕上りサイズいっぱいに画像や写真などをレイアウトする際に、断裁時に裁たれる部分のことです。
裁ちしろ
製本後の仕上げ断裁の際の天・地・小口の三方の裁ち落とされる部分。通常の裁ちしろは3mmが一般的です。
束見本
本の仕上がりを確認するために、実際の用紙(白紙)を使って作成する見本。これによって、大きさ・重さ・背巾などの仕様を確認します。
ダブルトーン
モノクロ原稿から、スクリーン角度を変えて2枚の網ネガを撮影し、この2色の版で作る印刷物をいいます。
ダミー
元の意味は「替え玉」。内容がまだ決まらない企画や打ち合わせ段階で、デザイン案を作成するのに使う文字や画像のこと。前年や前回のデータを使うこともあります。
端末装置
コンピュータとか離れた場所から通信回線、通信制御装置を介してコンピュータとデータの送受信を行う装置です。
チャネル
主記録装置と入力装置や補助記録装置など周辺装置との間のデータ転送を行うための装置です。
丁合
書類・書籍・雑誌など複数枚の紙を揃えたり、あるいは製本のために「折丁」を一冊分のページ順に揃えることです。
直請け
発注元から直接仕事を受ける形態です。
著作権
著作者が著作物に対して持つ権利。日本の著作権は、著作物が創作された時点で届け出等にかかわらず発生する無方式主義。譲渡は可能だが、第三者が著作物を使用する場合には、著作者と譲渡されたところ両方の許諾が必要です。
ディザ法
プリンタなどを使って連続調の画像データからプリントを作るときに使う階調再現法の1つです。
ディレクトリ
磁気ディスクやフロッピーディスク等にデータを格納する際に、そのデータのまとまりであるファイルについての管理情報です。
データ圧縮
画像データをデジタル化して得られた画像データを、画像の質を落とさないで少なくすることです。
データベース
複数の利用者から様々な要求に対する照会や検索に応じることのできるように設計され、コンピュータ上に構築された相互に関連性をもったデータの集合体です。
テキストデータ
文字のみのテキストファイルデータ。「改行」を指示するコードがシステムによって異なり、Windowsでは「CR」+「LF」、Macでは「CR」であるため、Mac→Winでは改行されずにつながってしまい、Win→Macでは余計なコードができてしまうことがあります。
テキストファイル
文字データだけでできているデータファイルのことです。
デジタイザ
盤上の位置指示すると、その位置を検出してコンピュータに伝える入力装置です。
デジタル印刷
コンピュータで処理した文字、写真などの画像データを製版用フィルムや印刷版を介することなく、直接印刷物として出力することです。
デジタルカメラ
従来のカメラのようにフィルムを使用することなく、撮影した対象物をデジタル情報に変換することのできるカメラです。
デジタルデータ
値が数字によって表されるデータのことです。
デジタル入稿
印刷発注先が印刷情報(文字・図形・画像)を、デジタル化して印刷所に渡すことです。
デバイスインデペンデントカラー
同じ色でもオフセット印刷、グラビア印刷、新聞印刷などインキ、紙質、印刷条件によってCMYKの網点パーセントの値は異なることです。
デリバリー
印刷機の排紙装置。最終圧胴からデリバリチェーンにより紙は紙積み位置まで搬送される。裏移りを防ぐためにパウダースプレー装置や、乾燥装置などが必要に応じ取り付けられています。
電算写植
写植(写真植字)は、印画紙に文字や記号類を撮影する方法で組版を行うこと。電算写植は、その作業にコンピューターを使い、感光材料上に出力するシステムです。
電子組版
コンピュータによって文書の編集から版下作成・印刷・出版までの工程を電子的に行うことです。
電子丁合
デジタル印刷機により、最初のページから最終ページまで順次印刷し、そのまま重ねて一まとめする丁合方法です。
電子ペーパー
紙のように薄く、一度書き込んだらそのままの状態を保ち、しかも何度でも書き換えられる電子的に制御するディスプレーです。
透過原稿
透過光で見る原稿です。
トータルレイアウトスキャナ
コンピュータを利用してカラー分解から製版・出力までを一貫して行うシステムです。
トーンジャンプ
カラーが滑らかに変わっていくべき場所が急激にカラー変化することです。
トーンリプロダクション
原稿の調子(トーン、階調ともいう)が、印刷物でどのように再現(リプロダクション)されたかをいいます。
特色
CMYKの組み合わせではなく、特定のインキを調合して作るインキ。インキメーカーから見本帳が販売され配合率がわかるようになっているので、見本帳の番号、チップで色指定を行います。
綴じ
製本において、本の中身がバラバラにならないように接合することです。
ドットゲイン
(Dot Gain)網点の太りという意味です。
ドットジェネレータ
電子的に網点を発生させる装置です。
凸版
画線部が凸、非画線部が凹で、紙などに直接印刷する直刷り方式です。
ドブ
仕上がりから3mm程度外側、断裁時に紙のズレが発生した場合の予備領域ことです。裁ち(断ち)落とし・塗り足しとも言います。
ドライバ
コンピュータの周辺機器を利用するためにコンピュータ本体に組み込まれるソフトウエアです。
トラッキング
欧文組版において、全体の各文字間のスペースを調整する処理を「トラッキング」という。標準送りピッチ(プロポーショナル・ピッチ)を全体に変える機能です。
トラッピング
印刷時に生じる版ズレに備え、色が重なり合う境界部分をわずかにだぶらせること。色や絵柄により効果が変わるので、重ね方、幅などには十分注意が必要です。
ドラムスキャナ
スキャナは原稿を走査(スキャニング)入力または出力する装置であるが、原稿を入力走査する方法によって分類したスキャナの種類です。
取り都合
全紙サイズの用紙から一定サイズの紙をいかに無駄なく取ることができるかという計算のことです。
トリミング
不要な部分を切り取ることです。
トンボ
印刷物の位置の基準として、見当合わせ、仕上げのために付けるマークのことです。